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Papers overview

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1960
1960
シストセンチュウのふ化あるいはシストからの幼虫遊出については,温度・水分などの物理的因子ばかりでなく,シスト内における生物的・化学的因子が大きく作用しているとされている。筆者らは,ネコブセンチュウ幼虫のふ化と卵のうからの遊出について二,三の知見を得たので報告する。1) 卵のうの蔵卵数が少なくなるにしたがい,幼虫のふ化遊出率は高まる傾向がある。2) 蔵卵数の大なる卵のうグループは,ふ化遊出率ならびに遊出数の変異係数は大になる傾向がある。3) 蔵卵数が240∼300のものは,26°C, 1週間のincubationで約50%のふ化率を示す。4) 卵のうからの幼虫遊出が終えん状態にはいったころ,卵のう内ふ化幼虫数は蔵卵数300∼400のものが最大値を示す。5) 実験的に卵のうを完全,1/2,遊離卵とした場合のふ化遊出率および遊出数はともに,完全卵のう<1/2卵のう