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Hyporthodus sp. JNC 3238

National Institutes of Health

Papers overview

Semantic Scholar uses AI to extract papers important to this topic.
Review
2001
Review
2001
Abstract Colloidal effect is one of the major factors to enhance the migration of radionuclides in groundwater. The experimental… 
2000
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は じめ に 我が 国 で最 も受療率 の高 い高血圧 症 は,脳 血管 障害 や 心疾 患,腎 疾 患 な どを引 き起 こす 重要 な危 険 因子 で ある。 降圧 治療 が,こ れ らの脳 心血 管系 臓器 にお け る 合併 症 の発症 を確 実 に予 防 し,そ れ に よ る死亡率 を低 下 させ る こ とは,こ れ までの 多 くの報 告 で明 らか に さ れて い る。 高血圧 の 治療 にっ いて は,WHO/国 際高 血 圧 学会(ISH)1)お よびア メ リカ合 同委 員会 第6次 勧告 (JNC-VI,1997)の ガ イ ドライ ン2)で も,食 事 療法 が 高 血圧 の治療 の 第1段 階 として位 置づ け られ てい る。欧 米 で は1日6g以 下 の食塩 制 限 が推 奨 され て い るが, 我 が国 の食事 では 同程 度 の食塩 制 限の継 続 は極 め て難 しい。 ア メ リカ合 同委 貝会 で は,ナ トリウム制 限 に加 えて1日3。5gの カ リウム(K)の 摂 取推進,カ ル シ ウ ム(Ca),マ グネ シウム(Mg)の 適量 摂取 を推 奨 して い る。 食塩 制 限 は単 独 で もあ る程 度 の降圧効 果 が認 め られ てい る3~4が,食 塩 感受 性5)の 問題 もあ って,必 ず しも食塩 制 限が 有効 とは限 らず,む しろ低 食塩 に加 え て,K摂 取 量 を増や してNa/K摂 取 比率 を低 下 させ る こ とが,降 圧 に よ り効 果 的で あ る こ とが 報告6>さ れて いる。我 々 もこれ までに ヒ トを対 象 とした臨床研 究 で, K負 荷 に よ る血 圧 降下 を認め,食 塩摂 取 の絶対 量 よ り もNa/K比 が重 要 であ る と指 摘 して きた7)8)。またK には 降圧 のみ で な く脂質 代謝 改善 作用 の あ るこ とを, 若 年 者 な らび に 中高 年 者 に つ い て そ れ ぞ れ 報 告 し た7)8)。一方,Mg負 荷 がMg欠 乏 者に対 して,降 圧 作 用 を有 す る9)10)ことや,血 清 コ レス テ ロー ル低 下 作 用11)の あ る こ とが報 告 されて い る。我 々 もMgに つ い て も血圧 降下 の み な らず,脂 質代 謝 改善 をこれ までに 報告 して きた12)13)。 近 年,ヘ ル シ ンキ大学 カルパ ネ ン博士 に よ り開発 さ れ た ミネ ラル 調整塩 は,普 通 の食塩 に比 して塩 化Na の含有 量 が少 な く,食 塩 に殆 ど含 まれ て いな いK塩 Mg塩 をそれ ぞれ含有 して い る。 我々 は これ まで に高 K食,高Mg食 の 降 圧効 果 をそ れ ぞ れ 別々 に 臨 床 研 究7)8)王2)13)を 行 い,そ の効果 を証 明 して きたが,有 効 な 降圧 効果 を有 す るこれ ら3つ の要素 一低Na塩 高K, 高Mg一 を同時 に含有 す る ミネ ラル調 整塩 を,日 本 人 の 食生活 に取 り入 れ るこ とが で きれば極 め て有用 であ る と考 え,以 下 の検討 を行 った。 1 摂 取 す る食事 を一 定 に した 厳 重 な食 事 管 理 下 で,調 味料(塩 醤油,み そ)を ミネ ラル調整 塩 に変 えた時 の電解 質 出納 を検 討 した14)。 2 従 来 の調味料 を,ミ ネ ラル調整塩 調 味料 に変 え て 長期 間使 用 し,血 圧,血 清脂 質,尿 中電解 質 排泄 量 な どに及 ぼす影 響 を検 討 した15)。 3 ミネ ラル調整塩 調 味料 の塩 味,う ま味 風 味 に つ いて官能 検査 を行 っ た14)。