維持透析患者におけるserum amyloid P-component (SAP)

@inproceedings{1992serumAP,
  title={維持透析患者におけるserum amyloid P-component (SAP)},
  author={長谷川 みどり and 川村 直人 and 勝又 秀樹 and 村上 和隆 and 山下 浩 and 富田 亮 and 柳井 利之 and 小島 邦義 and 鹿野 昌彦 and 水野 雅夫 and 川島 司郎},
  year={1992}
}
アミロイド構成蛋白の一つであるserum amyloin P-component (SAP) の臨床的意義, 特にacute phase protein (APP) として血液透析患者でどのように変動するか, また透析膜との関係についても検討した. 1. 血液透析患者 (n=70) のSAPは10.7±3.7mg/dlであり, 正常者 (n=69) 7.5±2.6mg/dlに比し有意に高値であった. 2. SAPとα1-AT, C4, CH50との間に有意の相関が認められた. 3. 血液透析前後のSAPを比較すると, Cu膜では, 14.4±5.2から13.2±5.9へ, CTA膜では14.1±8.6から13.2±7.7へ, PS膜では15.7±3.3から13.1±3.4へ, PAN膜では12.7±3.1から10.7±2.2へと各々血液透析後に低下した. 吸着実験より, Cu膜, PS膜, PAN膜へのSAPの吸着が示唆され, 透析後にSAPが低下した-因は吸着であると考えられた.