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乳癌検診の課題は, 早期乳癌を発見することである。現在, 乳癌検診は視触診および分泌細胞診を行っている。1989~95年までに乳頭分泌細胞診385例を経験し, そのうち病理組織学的に検討できた84例について検討したので報告する。乳癌症例は, Class I, II58例中8例 (13.8%), Class III13例中4例 (30.8%), Class V 11例中11例 (100%)(More)
乳腺の嚢胞内乳頭状腫瘍に由来する塗抹細胞像の良悪性の鑑別点を明らかにすることを目的に, 嚢胞内乳頭腫4例, 嚢胞内乳頭癌7例を対象に細胞計測を含む細胞学的検討を行った。嚢胞内乳頭腫と嚢胞内乳頭癌の細胞を細胞集塊および孤立散在性細胞について観察した結果, おのおの細胞学的特徴がみられた.要約すると嚢胞内乳頭腫では細胞核の長軸方向は一方向性で細胞集塊が形成されていた.(More)
細小肝癌46例の穿刺吸引細胞診について報告した.その病理組織学的異型度分類による内訳は, Edmondson I-II型9例, Edmondson II型35例, Edmondson III型2例であった.腫瘤の大きさと異型度との関係についてはEdmondson I-II型では10mm以下は1例, 11-20mmに8例, Edmondson II型では10mm以下に5例,(More)
血痰を主訴とし肺癌の疑いで入院し, 気管支擦過細胞診で気管支カルチノイドと診断された1症例について報告した. 細胞像は, 円柱上皮を背景に弱い平面的集団に散在傾向を示し, 一部ロゼット配列をみ, 淡いレース状の細胞質で偏在性の類円形均一なクロマチン増量をきたした核で典型的カルチノイドの像であった. 術後の検索では左上葉に小児手拳大の比較的境界明瞭な灰白色, 充実性腫瘤をみ,(More)
整形外科領域における細胞診に関する報告は少ない. われわれは針生検吸引細胞診による診断を目的とし, 骨肉腫5例の腫瘍捺印細胞像について検討した. Dahlinによる組織学的分類によると骨形成型2例, 骨形成型+軟骨形成型2例, 軟骨形成型1例であった. 細胞は大小不同が強く, 多形成に富み, 細胞型出現頻度は多辺形型35~56%, 紡錘形型12~23%, 円形型9~22%,(More)
慢性関節リウマチ21例の関節液60検体について光顕, 螢光抗体法, 電顕法により検討を行った. 症例の性別は女性19例, 男性2例, 年齢は22~63歳で, アメリカリウマチ協会診断基準のclassical RA 17例, definite RA 4例であった.関節液の性状は黄白色-黄褐色調, 粘稠性は低く, ときに米粒体をみ, 細胞像は好中球を主体とし, 単球様細胞とリンパ球を認めた.(More)
乳腺の穿刺吸引細胞診にて乳管癌が疑われた乳房部原発基底細胞上皮腫の1例の細胞像について報告した.症例は65歳, 女性, 右乳房C領域に1.5×1.5cmの腫瘤が認められ10年来大きさは不変であった.Mammography, 超音波などの画像診断にて乳管癌が疑われ外来受診時に穿刺吸引細胞診が施行された.細胞診所見は出血像を背景に腫瘍細胞は大小の結合性の強い細胞集塊で出現し,(More)